家を建てる時の頭金について
家を建てる時、自然と耳に入って来るのが頭金の存在です。
数千万の買い物となる住宅は、多くの人がローンを組まなければなりません。
このローンを組む前に一括で支払いを行うのが頭金なのです。
そもそもこの頭金とはどのような意味があり、メリットやデメリットはどうなっているのでしょうか?
いくら頭金を用意しておけば安全なのかも含めてまとめて行きます。
住宅の購入を検討している人は頭金の目安について把握しておきましょう。
そもそも頭金をなぜ支払うのか?
住宅購入で必要になる頭金ですが、そもそもなぜ必要なのでしょうか?
まずは頭金の存在価値から解説したいと思います。
頭金とは、主にローンする金額を減らして、将来的に支払う利息を減らすために支払います。
要するに今後の返済を楽にするメリットがあるのです。
ローン返済には利息が付くので、なるべく借りる金額は少ない方がお得です。
そのため、最初に頭金を支払って後々の負担を軽減する意味があります。
他にも、頭金がいくら支払えるかによって銀行の信頼度が変化します。
頭金を1円も支払えないという人は信頼度が低く、高額の住宅ローンの審査が通りにくいのです。
このように頭金は様々なメリットがあるものなので、忘れないように覚えておきましょう。
頭金を支払うデメリット
基本的に頭金を支払うことのデメリットはありません。
あえてデメリットを挙げるなら、頭金で支払ったら貯金が減ってしまうことぐらいです。
繰り返しになりますが、頭金を支払うこと自体にデメリットは無いと考えて良いでしょう。
ただし、手元にある現金が大幅に減ってしまうことにだけは注意してください。
子供の進学や不慮の事故などで、まとまった現金が必要になるタイミングが発生するかもしれません。
そうした際に現金が無いと日常生活に大きな支障を出してしまいます。
頭金の相場について
気になる頭金の相場についてですが、実は明確なルールは存在していません。
頭金を支払っても良いし、支払わなくても良いというのが正直なところです。
それでも無理やり平均値を出すのであれば、購入する住宅の10%から20%ぐらいが相場と言えるでしょう。
2000万の住宅を購入したら、200万から400万程度を頭金として出すと無難です。
ちなみに、相場の頭金を支払わなくても住宅ローンの審査さえ通過して居れば問題ありません。
頭金を100万だけ出す方法もありますし、無理の無い範囲で支払えば大丈夫です。
この頭金の相場は、注文住宅であっても建売住宅であってもあまり変わりません。
具体的な金額は明確に決まっておらず、購入する人の経済状況に合わせて判断すれば良いのです。
だからと言って貯金が無いのに住宅を購入しようとするのは危険です。
ローンの支払いが滞れば住宅を差し押さえられ退去させられてしまうからです。
住宅購入も頭金の支払いも計画的に行ってください。