住空間設計
人は家を造り、家は人を創る。
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人は家を造り、家は人を創る。
:: 設計概要 ::

全体の雰囲気
「家一棟がその地域の風景になる」を信念とし、外観は自己主張せず周囲の環境と馴染むことに配慮しました。住空間は家と庭が完成して初めて成り立ちますので、庭にはたくさんの植栽を施し、ご近所に緑をお裾分けするような気持ちで取り組みました。

外観
一般の高さより1m以上も低く、非常に落ち着いたシンプルなプロポーションです。屋根はガルバリウム鋼板で色はシルバー、外壁は火山灰を主原料とした『そとんシラス壁』の掻き落とし仕上げとし、日本らしい自然で素朴な表情となっております。雨戸には米杉が張ってあり、どこか懐かしい感覚へ誘います。雨樋にも拘っており、とてもかわいいデザインのタニタの『スタンダード』を採用しました。

内観
『極めてシンプル』を実現するための“凝った造作”に力を入れています。家具は『建築よりの家具』ですべて造り付けとし、建具もすべてが一点物。たとえ什器であっても“既製品”と呼ばれる物はほとんど使用しておりません。
一階の天井高はなんと2,227mm(最近多いのは2,500mm)。圧迫感を感じさせないのは間取りや枠の納まり、開口の取り方、照明器具の位置などの工夫。床座した時の心地よい高さ、空間としての“質”を配慮した高さです。2階はロフトがあるため勾配天井ですが無駄に高さを稼ぐことはせず、構造体を表し家族を支える住まいとしての力強さをを演出しました。
全体的に安らかで落ち着く「気持ちいい空間」。「住まう・安らぐ・育てる」という住まいの機能を満たしていると思います。

間取り
『家族で空気を共有する』が基本コンセプトです。プライバシーを尊重しすぎず、家族がどこで何をしているのかが把握できる工夫がなされています。また、外部空間と内部空間を一体化し、本来の日本人の住まい方である「自然と共生する」を実現しています。ポイントは開口の位置と大きさ。床から天井まで開け放したり、陽の射し方と風の抜け道を考慮、庭へ視線を向ける工夫。さらに縁側を設け“曖昧”な場を設けることで外部を内部に引き込むことに成功しました。

水廻り
様式は茶の間と台所が一体となった『LDK』です。家事をしていても孤立せず、子供の状況が把握できます。キッチンは『U型』でシンクとコンロが二列になっている珍しいタイプです。台所と茶の間を空間的に繋げるために、床高を40cm下げて立っている人と座っている人の目線を合わせたり、カウンターを“堀ごたつ”のように使うことが出来るようになっています。
浴室はユニットバスですが、ガラスは外との繋がりを考慮した透明で、浴槽からも見えるよう植栽を施してあります。ちなみにオール電化仕様となります。

素材
基本的に自然素材を使用しています。住まいが安全であることは当たり前ですので、俗に言う『健康的』と言う意味合いではなく、経年変化による風合いや味わいが増すことで、その素材が持つ存在感によるやさしい空間構成に期待を込めています。
木はヒノキと杉と松のみで統一感を演出。壁と天井は紙を主とし一部に火山灰を主原料とした『中霧島壁』としました。床は杉板と畳です。塗料は柿渋。全体的に極力自然な物を採用しました。

灯り
『必要な場に必要なだけ』がコンセプトです。部屋全体を明るくするのではなく、明暗に区別を付け奥行き感や空間の演出を心掛けました。「照明器具は照らすものであって存在するものではない」と感じており、極力シンプルで可愛らしい物を選択しました。天井が低いため照明器具のほとんどは壁に配置。そうすることで全体の重心が下がるのです。
外部にも照明を施し、アプローチや植栽を照らすことで『おもてなし』の心を持たせました。

外構・植栽
『家庭』という字が教えてくれているとおり、いい家庭を築くには家と庭が必要不可欠なのです。決して住まいは家だけで考えるものではありません。日本特有の恵まれた四季を堪能できるよう、落葉樹や常緑樹、針葉樹、広葉樹、実のなる木や低木、お花に下草まで幅広い植栽を施してあります。
自然界に存在するような緑の在り方、道路から玄関までのアプローチ、周囲から“景色”として見られた場合など、石も多用して『里山の原風景』を意識した設計がなされています。石積み階段にするなど、外部もブロックのような“既製品”は使用しておらず、自然界に存在する素材だけで構成しました。

コスト
正確な数字は明記できませんが、これだけの仕様で坪50万円は切っています。(※ちなみに電気や設備などの外部工事、照明等もすべて含まれます)ハウスメーカーと比べても安いぐらいかと思います。

みやもと家の住処   〜日本特有の美しい四季を感じられる日本人らしい住まい〜

物件に関する詳細は『LIVESの建築日誌』をご覧ください。
竣工写真の一部を紹介しております。
2007年12月に完成している物件です。
引っ越ししてから半年が過ぎました。住まい手も徐々に新居に慣れ始めてきた頃だと思います。
今回の場合完成見学会ではなく、「住んでる様子の見学」といったところ。
ちなみに当日はお施主様在中ですので、住まい手の本音を聞き出す良い機会でしょう、、、。

LIVES流儀に則った住まいづくりのスタンダートになりうる「みやもと家の住処」。
いまどきの家にありがちな過度の設備投資や収納面積、身体のみの快適に頼らず、空間的に
『なんか気持ちいい』をテーマにしました。やわらかでやさしい内部空間と町に馴染む外観×ご近所に緑をお裾分けする粋な心を持った緑豊かな庭に仕上がったと思います。
『住まい手×職人×建築家』が三位一体となって建てた、洋風でも和風でもモダンでもない『美しい四季を感じられる日本人らしい住まい』です。
今後LIVESは今作品を通じて、「子育て環境としての住空間の在り方」や「住まいの本質」、「日本にあるべき当たり前の住まい」、「職人さんと建築家の在り方」等々、、、ひとりでも多くの方々に認知していただけるよう活動して参ります。



ご覧になりたい方は、事前にメールかFAX(0285-52-1305)を頂ければ折り返し案内図を送付致します。
あまり類の見ないオープンハウスだと思います。
是非LIVES流儀の住まいを体感しに来てください。スタッフ一同お待ち申し上げております!
  日  時   2008年 7月 6(日)  10:00〜17:00
  所在地   栃木県真岡市
  構  造   木造2階建て